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ピエール=オーギュスト・ルノワール
<<イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢
(可愛いイレーヌ)>>(1880年)
(C)Foundation E.G. Buehrle Collection Zurich (Switzerland)
Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P.Kuhn)
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション
国立新美術館
2018年2月14日(水)〜5月7日(月)



至上の印象派展 ビュールレ・コレクション、国立新美術館、2018年2月14日(水)〜5月7日(月)

見どころ1
「至上の印象派コレクション」

今回の展覧会には、作品も作家名も、どこかで見たことのある、聞いたことのある作品ばかりが揃います。きっと「この絵はビュールレが持っていたのか!」と驚く作品が数多く登場することでしょう。ドラクロワ(1798−1863)、ドガ(1834−1917)、マネ(1832−1883)、ルノワール(1841−1919)、ファン・ゴッホ(1853−1890)、ゴーギャン(1848−1903)、モネ(1840−1926)、セザンヌ(1839−1906)、マティス(1869−1954)、ピカソ(1881−1973)・・・あまりにも豪華すぎる作家たちがこの展覧会で競演します。なかでも、傑作中の傑作が揃うビュールレ・コレクションの印象派・ポスト印象派の作品は、その質の高さゆえ世界中の美術ファンから注目されています。絵画史上、最も有名な少女ともいわれるルノワールの <<イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)>>とセザンヌの<<赤いチョッキの少年>>の2点は両巨匠の「最高傑作」として知られ、この2点だけでも十分に価値のあるコレクションといえます。

見どころ2
「全て一人のコレクターが集めました」

こうした傑作の数々は、ドイツに生まれ、スイスで後半生をすごしたエミール・ゲオルグ・ビュールレ(1890−1956)が集めました。学生のころから美術に興味をもっていたビュールレですが、第一次世界大戦と第二次世界大戦を経験し、美術とはかけ離れた世界で実業家として成功、富を築きました。しかし、目まぐるしく状況が変化する世界と自身の仕事を通じ、やはり彼にとっての心の拠り所は美術でした。時間を見つけてはチューリッヒの邸宅の隣にある別棟で自身のコレクションをひたすら眺め、絵画の世界に浸っていたというビュールレ。彼の死後、その別棟は美術館として改築され、コレクションが一般公開されていましたが、スイス国外に彼の所蔵作品がまとまって公開されたのは過去に数回のみ、そして世界に大々的に報じられた2008年の4点の絵画盗難事件以来、一般公開が規制されてしまいました。(その後、4点は無事に戻されました)。そして2020年には、ビュールレが生涯を通じ財政的支援を続けてきたチューリッヒ美術館に、すべてのコレクションが移管されることが決まっています。ビュールレのコレクターとしての視点が感じられるコレクションの全貌が見られるのはこれが最後となります。

見どころ3
「出品作のおよそ半数が日本初公開」

ビュールレ・コレクションには、モネ、ファン・ゴッホ、セザンヌなどの傑作が数多く含まれており、今回、近代美術の精華ともいえる作品約60点を展示しますが、その半数は日本初公開です。なかでもモネの代表作の一つである<<睡蓮の池、緑の反映>>は、ビュールレがパリ郊外のジヴェルニー(モネが一連の睡蓮作品を描いた場所)に実際に足を運び、自分の目で見て購入を決めた作品であり、これまでスイスから一度も出たことのなかったおよそ高さ2メートルX幅4メートルの大作です。日本でまだ見たことのないモネの「睡蓮」。門外不出といわれたモネの最高傑作が見られます。

開催概要

展覧会名
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション
Impression Masterpieces from the E.G.Buehrle Collection,
Zurich(Switzerland)
会期: 2018年2月14日(水)〜5月7日(月)
開館時間:午前10時〜午後6時(毎週金・土曜日、4月28日(土)〜5月6日(日)は午後8時まで) *入場は閉館の30分前まで。
休館:火曜日、ただし5月1日(火)は除く
会場:国立新美術館企画展示室1E
106-8558 東京都港区六本木7-27-2
展覧会ホームページ
http://www.buehrle2018.jp/
お問合せ先:03−5777−8600(ハローダイヤル)

観覧料当日(前売・団体):
一般    1,600円(1,400円)
大学生  1,200円(1,000円)
高校生    800円  (600円) 

団体は20名以上、中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料、前売り券は2017年10月12日(木)〜2月12日(月・祝)まで

読者用観覧券プレゼント:
「写真ナビ」の読者の中で観覧券プレゼントをご希望の方は下記により応募願います。ハガキに住所、氏名、年齢、男女別および「写真ナビ」に関するコメント、ご希望を書いてお送り下さい。

〒107-0062 東京都港区南青山 4-2-4-205
(株)アドバイザーグループ、ビュールレ展係

広告:GALLERY2104(南青山)、6日間で110,000円

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