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軽井沢
B別荘地としての軽井沢、




別荘地が平坦な場所である場合は問題が無いが、軽井沢の中でも平坦な地域は限られるので、斜面を利用して別荘が建てられている場合が多い。この場合道路の上の傾斜地に建物を建てる場合と、道路の下に建物を建てる場合とでは、敷地の利用方法が異なる。斜面に建物を建設することで費用が高くなるので、古い家を取り壊して新しい別荘を建てるのはかなりコストが掛かる。

軽井沢で別荘を建設する場合には様々な規制がある。隣地まで3メートル以上、塀は出来るだけ設けない、道路まで5メートル以上、2階建て以下、建ぺい率20%以下、容積率20%以下など。仮に敷地が幅10メートルであっても両側より3.5メートル離すと建物の幅は3メートル以下になる。

写真のように、道路の上の斜面に別荘を建てる場合は、斜面を削って車を止めておく場所を造り、岩石で土留めを行う(写真右下)、階段を造って建物へ(写真中央)、建物は前面に張り出して木やコンクリート(外からコンクリートが見えないようにする必要あり)で支える構造になる(写真上部分)。イメージとしては京都の清水の舞台のような形になる。

道路の下の斜面に別荘を建てる場合は、道路より車を置く場所を道路につなげて広げる、または木造の板を斜面に張り出して造る。階段を造って建物へ降りていき、建物は斜面に張り出して木やコンクリートで支える。どちらかと言うと道路より下に建物を造る方が造りやすい。

別荘を避暑地としてのみ使用する場合:別荘のインフラは電力以外は公営は無く、私営水道、個別プロパンガス、浄化槽を造り汚水・雑排水を貯めて外部に管理を依頼する。これ以外にカビの発生や建具の乾燥を避ける為に窓を時々開ける、給湯器・エアコンなど定期的に動かす、冬季は水道管の破裂を避けるために水抜きをする、水道が詰まらないように時々水を流す、害虫・害獣駆除、ほこりが貯まるのを防ぐ定期清掃、換気扇・排気口の掃除などを外部の業者に依頼しなければならない。

別荘を住居として一年中使用する場合:上記の作業は普段から生活していくことで行われるが、これ以外に、冬季は除雪しないと車が動かせない、落葉の季節には細かい木の葉やほこりが舞い上がって家の中にも入ってくるので、家の中及び敷地の清掃が必要、零下の冬季でも6時から8時半の間にゴミを遠くのゴミ置き場まで持っていく、日常の買い物も車で出かけるなど、都会にいるとそれ程気にならない事でも別荘地では大きな作業になる。

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