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1分1秒でも早く対策が必要な症状

疾患の中でも脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、大動脈剥離などは1分1秒を争う対応が必要になり、普段と異なる強い異常を感じたらその症状を箇条書きにしてネットで検索し、これらの疾患に該当すると思ったらその場で救急車を呼ぶこと。

疾患と症状
脳梗塞:顔の片側に力が入らず口が開く、片側の手足のしびれ、足がもつれる、箸や茶碗を落とす、字が上手に書けない、食物がのどを通りにくい、ろれつが回らない、普段と違う頭痛、烈しい肩こり、常にイライラするなどがある。

米国ではFASTで注意を喚起している。Face(鏡で顔を見た際に唇の両端を比べ片方が下がっている場合は脳梗塞の可能性がある。),Arm(眼をつぶって両手を同じ高さに伸ばし、片方の手が別の手より下がっている場合は脳梗塞の可能性がある。),Speech(ろれつが回らない場合は脳梗塞の可能性がある。),Time(F,A,S,が揃った場合はすぐに救急車を呼ぶこと)、),

脳出血:めまい、頭痛、手足のしびれや歩行困難、吐き気、意識障害などの症状がある。

心筋梗塞:心筋梗塞の前触れとしての狭心症には、胸の強い痛み、左肩の痛み、呼吸困難、吐き気、冷や汗が挙げられる。

大動脈剥離:小さい動脈瘤が出来た程度では殆どの患者には自覚症状が出ないが、一旦破裂すると強い胸や背中の痛み、呼吸困難、意識障害が出る。

いずれも生活習慣病である高血圧、糖尿病が元になっており、これらが正常であれば突然に脳疾患、心疾患があることはまずない。

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