玉川上水を右手に見ながら御殿山通を進むと、約300M付近で三鷹市山本有三記念館が右手に見える。
開館日:火曜日から日曜日、祝日
開館時間:午前9時30分−午後4時30分
入館料:無料
山本有三記念館の建物は、裕福な貿易商により別荘として作られたものを山本有三が買い取ったもので建物の隅々まで別荘らしいデザインが見える。建物の前には大きな石があるが、山本有三が中野旧陸軍電信隊付近にあったものをここへ持ち込んだもので、小説の題名より”路傍の石”と呼ばれている。
作家・山本有三は、執筆に適した静かな自然環境を求め昭和11年4月にこの家(現在の山本有三記念館)に移り住み、進駐軍に接収される昭和21年11月まで過ごしました。代表作「路傍の石」や戯曲「米・百俵」はここで執筆されました。「路傍の石」にある「たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか。」という言葉に励まされた方も多いと思います。有三の描く逆境の中でも希望を失わない向日性の作品世界は、家族や学校や社会の中で、思い煩う今日の人々にも勇気と元気を与えてくれるのではないでしょうか。(山本有三記念館内の掲示より)
この記念館への訪問ついでに記念館内で山本有三の小説を買っていく人も多く、偶々通りすがりに見つけた記念館であっても、山本有三を思い出す良いきっかけになる。
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