門前仲町には富岡八幡宮と深川不動尊が並んでおり、この周辺は門前町として下町の雰囲気を今日まで伝えている。
伊能忠敬がこの近くに住んでいて測量に出る前に富岡八幡宮に無事を祈って出立したことや、松尾芭蕉が奥州へ旅立った採茶庵跡が残る地でもある。
伊能忠敬は事業に成功して後に幕府の支援を受けて測量に出かけ、松尾芭蕉は藤堂藩の藩士として仕えた後に俳句の道を極めた。共に旅に出て、それぞれの趣味を生かして功績を後世に残した共通点がある。
富岡八幡宮と深川不動尊のある門前仲町と岩崎家により造園された清澄庭園は約1.2KMで徒歩圏内になるので、両方を見て歩くことは十分可能になる。また、清澄庭園より芭蕉庵跡や芭蕉記念館が近いので更に足を伸ばすことも薦められる。
門前仲町−清澄白河全体図、
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