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長寿社会を健康で
生き抜く方法-I





現在の男性の平均寿命は80.2歳、女性は86.6歳、30年後には100歳になることが見込まれている。

iPS細胞の発明によって人間の細胞は初期化され多能性幹細胞まで遡り、そこから神経細胞や心筋細胞などを作ることが可能になった。最近では内臓を立体的に作ることまで可能になっている。この為に実際には寿命は何処まで伸びるか分からず、200歳以上などという説もある。

いずれにせよ、現在の体を長寿に備えて常に健康にしていることが一層重要になる。

百寿者の数は調査が始まった東京オリンピックの前年の1963年には 153人、 2004年に11,911名、2009年は 40,399名、2015年には61,568人と毎年増加中。

1.NMN(ニコチンアミド モノ ヌクレオチド)

NMNは細胞の中にあり加齢と共に減少しているが、NMNを体内に補充することにより大きな効果を得ることが分かった。人間の寿命は7つのサーチュイン長寿遺伝子の活性化により伸びることが分かっており、このNMNは7つの全てを活性化可能である。NMNは製造されており、実験用に販売されている。

2.GDF11

老齢のマウスと若いマウスの血管を繋げると老齢のマウスの筋肉が増加したことが実験結果で出ており、この理由として若い血液に含まれるGDF11が注目されている。

3.AGE (終末糖化産物)

蛋白質に糖が付いてAGEとなり、このAGEの蓄積によりたるみや皺が出来て老け顔の原因になる。AGEを増やさない為には焼いた肉・魚より、煮たまたは蒸した肉・魚が好ましい。野菜を先に食べる、食物繊維の多い海藻や野菜を摂取して糖質の吸収を緩やかにする。ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンを食べると効果的。

4.疲労回復物質(イミダペプチド)

200mgを毎日取ると体内の疲労が蓄積されない。 この為には鶏胸肉であれば100G,まぐろであれば 150G必要。人間の寿命は疲労の積み重ね(活性酸素の蓄積障害)により短くなるとの説もあるので、疲労回復は重要なポイント。

5.ミトコンドリア

細胞の中にあって体のエネルギーを作っているミトコンドリアがインターバルトレーニングなど中程度強化された運動により増加するので、高齢になっても運動を継続すると元気な体が維持できる。

6.活性酸素

活性酸素は動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、認知症、パーキンソン病、脳浮腫、肺気腫、ぜんそく、呼吸窮迫、糖尿病、肥満、メタボ、ガンアトピー性皮膚炎、老化と数多くの病気の原因となる為に、活性酸素の減少に努めることは重要になる。

活性酸素に対する体内の防御手段としては、活性酸素を無毒化する抗酸化物質があり、活性酸素を分解除去する抗酸化酵素があり、活性酸素により傷害を受けた場合にその分子を修復する仕組みがある。

活性酸素を増やす原因としては睡眠不足、ストレス、お酒、たばこ、暴飲暴食、紫外線などが挙げられる。

活性酸素を減らす抗酸化物質として、ビタミンC(キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、レモン),ビタミンE(カボチャ、大根の葉、紫蘇、落花生)ルテイン(ほうれん草)、リコピン(トマト)、イソチオシアネート(大根)スルフォラファン(ブロコッリー、ブロッコリースプラウト)を摂る。

1日に300−500mlの水素水を飲むと活性酸素と結びつき水になり、体内の活性酸素を取り除く働きがあると言われる。


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