樋口一葉旧居跡より菊坂に戻り左折して更に菊坂を進むと右手に伊勢屋質店が当時の姿で残されている。 一葉の作品によると、一葉が明治23年、近くの旧菊坂町(現本郷4丁目)の貸家に母と妹と移り住んでから、度々この伊勢屋に通い、苦しい家計をやりくりした。明治26年、下谷竜泉寺町に移ってから、終焉の地(現西片1-17-18)にもどってからも、伊勢屋との縁は続いた。(東京都文京区教育委員会) 写真の伊勢屋の左手に赤いポストが小さく見えるがこのポストの先の角を曲がると鳳明館方向になる。