セントラルパーク(四季の森公園)の西側にあり、平成帝京大学近くに早稲田大学の中野国際コミュニティプラザがある。この建物は地域社会に向けられた生涯学習の場および国際学生寮となっている。
今後の大学の在り方:
少子化の進展と共に大学の定員割れが問題になっているが、中野に於いては平成帝京、明治、早稲田と校舎を新設している。これは各大学がより魅力のある学校になる為に何をすべきかを検討した結果と思われる。
中野における各大学の目的としては、従来型の文、法、経、商、理工などの学部と異なり、平成帝京のヘルスケア、明治の社会問題への数学的アプローチ、早稲田の国際化など日本に於ける高齢化、情報化、国際化などに合わせた実学を学ぶ場所を提供することを目的として、日本の大学が今後進む方向を示していると言えよう。
これまで日本の会社は学生が大学で勉強した内容で自社に貢献することは期待しておらず終身雇用を前提に社内教育(OJT)が中心となっていたが、高齢化、情報化、国際化など社会の変化が急激に起こりつつある時代では会社も長期安定が望めず即戦力を期待して大学時代に何を身に着けて来たかを重視する傾向にある。この為に大学時代は教養を学び、友達を作ることが重要との考え方は通らなくなりつつある。
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