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ボート・カヌー会場は隅田川・荒川にも可能性が:競技会場建設費の上昇と共に各競技の会場変更が可能かどうか検討が行われている。特にボート・カヌー会場の海の森、有明アリーナのバレーボール会場、辰巳のオリンピックアクアティックセンターが挙げられている。

ここで考えなければならないのは東京が開催都市として選ばれる為に提案した内容、国立競技場・神宮球場などを中心としたヘリテッジゾーンと湾岸をカバーするベイゾーンの双方でコンパクトな競技会場エリアが可能としたことである。

現在世界で自国の状況を優先し国際的なコミットメントを軽視する風潮があり、日本もそれに倣ったといえばそれまでだが、日本は世界的に見ても几帳面で契約を守る国民で知られており、これは先人が苦労して積み重ねた貴重な財産で、日本は契約を守ることを世界に示したい。

ボート・カヌー会場を東北復興の後押しに使いたいとの意見があるが、東北に必要なのは一時的な観光客ではなく、多人数を雇用する企業の誘致であり、蔵王、磐梯山など世界的な観光地へのコンスタントな観光客の誘導である。

ボートやカヌースプリントの選手たちは大学生が殆どで、学生にスポーツと勉学の両立を可能とする機会を与える為にも出来るだけ大学に近い場所に水上競技場をレガシーとして残したい。

隅田川は元々ボート競技が盛んに行われた川であったが、川の汚染度合いが増すにつれ競技の中心は戸田へ移って行った。しかしながら、隅田川の浄化努力により、東京都の提唱する「隅田川ルネサンス」に見られるごとく、水辺の散策やカフェでの談笑が見られるようになり、隅田川にボートが戻ってくることを楽しみにしている人々が多いと思われる。但し、現状のままでは2000メートルの直線コースを取ることは事は難しいと思われ、橋脚の移動や川岸を削ることも必要かもしれない。

荒川は検討する価値がある。平井大橋とその上流の川幅は海の森の1.5倍近くあり、8コースの競技場をシートパイルで仕切って造っても残りの川幅で水運を保つことが出来(隅田川を迂回路に利用可能)、スカイツリーに近くアクセスには便利な場所にあり、川に沿って大きな公園があり、艇庫・観客席などの各施設の設置が容易である。総費用はコースの整備、観客席の設置、共同艇庫で済み、10億円前後で収まると予想される。

ボート・カヌーコースの選定
隅田川・荒川候補地写真
荒川、候補地動画、

 https://youtu.be/MWWhSS6OF9w 

隅田川、荒川直進2000M地図
海の森隅田川テラス東京五輪
London 2012 Canoe Sprint 200meters ,
http://youtu.be/DZ-xTmsL5QM
平成27年早慶レガッタ、
 http://youtu.be/Z4vuOVwKuig

隅田川テラス:築地-隅田川テラス-永代橋永代橋-隅田川テラス-清洲橋清洲橋-隅田川テラス-両国橋両国橋-隅田川テラス-蔵前橋浅草-隅田川テラス-東京スカイツリー
隅田川テラスへ:築地-勝鬨橋清澄白河-清洲橋両国-両国橋浅草-吾妻橋

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