麻布十番は六本木ヒルズに近く、広尾と並んで外国の大使館が多い地域で整備されたお洒落な街並みで多くの人々を惹き付ける。
麻布十番より415号線を一の橋、二の橋と進んで、二の橋を渡り三田綱町の坂を上ると、丘の上から品川沖を眺めながら日本庭園の散策を楽しんだであろう大名、富豪達の世界になる。坂の上には三田共用会議所、オーストラリア大使館、三井倶楽部、簡保生命、イタリア大使館と贅を凝らした建物が建ち並ぶ。
街歩きをすると谷中・根津・千駄木のような庶民的で親しみのある街並みや、広尾や白金のような落ち着いた瀟洒な街並みに出会う楽しみがあるが、三田綱町はこれらとは異なる別世界になる。
三井倶楽部はジョサイア・コンドルの設計、慶應義塾図書館はコンドルの弟子になる曾禰達蔵の設計になる。
三大財閥が愛した山:東京には三井財閥が土地を持っていた地域で、オーストラリア大使館、イタリア大使館がある三田、三菱財閥が土地を持っていた品川の御殿山があり、住友別邸があった六本木の泉ガーデン地域がある。何故これらの地域が財閥に選ばれているか各地域を歩いてみると面白い。
@麻布十番4番出口より二の橋方向
A二の橋
Bオーストラリア大使館
C三井倶楽部
D三田一丁目交差点
E慶應義塾東門、
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