諸宗山回向院:明暦3年(1657年)江戸大火(振袖火事)に依る死者十万八千余人を弔うために建立された。本尊 阿弥陀如来
安政大地震(1855年)の死者二万五千人余を初めとして江戸府内の無縁仏、天才地変に因る死者も埋葬され、近くは大正十二年の関東大震災の死者十万余人の分骨も納骨堂に安置されています。(回向院掲示より)
明暦の大火:1657年3月2日より3月4日、死者数は十万人とも言われ、江戸時代最大の火事、火元は本郷丸山の本妙寺で、施餓鬼の際に燃やした振袖が風にあおられて舞い上がり本妙寺に引火した為に振袖火事とも呼ばれる。その後別々の箇所からも火災が発生した為に放火が原因とも言われている。この結果多数の大名屋敷や寺社が移転され、両国橋、永代橋などの隅田川への架橋がなされて本所、深川へ江戸の町が広がっていった。
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