広域避難場所:
過去の大地震被害を調べると例外なく火災により大被害が出ていることが分かる。現在では耐火建築が進み、都市計画でも火災被害を最小にするデザインが採用されているので火災の問題はそれ程大きくならないと思いたいが、阪神淡路大震災でも火災が広がって消防能力が追い付かなかったことがある。
火災の被害は風速によるものだけでなく、大火災が引き起こす竜巻のような火災旋風が広い範囲に飛び火して被害を拡大しているので、一時避難場所だけでなく「広域避難場所」を常に頭に入れておく必要がある。地域によっては不燃化が進み動かない方が安全な「地区内残留地域」がある。
広域避難場所が遠い場合は一時避難場所から指定された「避難道路」を使って広域避難場所に逃れることになるが、指定された「避難道路」が少ないので自宅より遠い場合は自分で安全な道を考えて実際に歩いてみることが重要。
東京都における避難場所等の一覧:下記のURLをクリックして開くと区別の地図があり、これをドンドン拡大して行くと自宅付近の広域避難場所と広域避難場所への避難道路が出ているので、拡大して詳細をチェックすること。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/
hinan/hinan01.htm
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