回向院は国技館通の突き当たりにあり、両国の駅からは分かりやすい位置にある。
諸宗山回向院:明暦3年(1657年)江戸大火(振袖火事)に依る死者十万八千余人を弔うために建立された。本尊 阿弥陀如来
安政大地震(1855年)の死者二万五千人余を初めとして江戸府内の無縁仏、天才地変に因る死者も埋葬され、近くは大正十二年の関東大震災の死者十万余人の分骨も納骨堂に安置されています。
江戸時代の雰囲気を伝える史跡記念碑墓地がある。
明暦三年 大火石塔
安政2年 大地震石塔
鼠小僧次郎吉墓
水子塚(寛政五年)松平定信建立
猫に小判の話 猫塚
勧進相撲発祥の地記念 力塚
呼び出、定火消墓、木遣塚
諸動物供養塔
竹本義太夫墓
岩瀬京傳・京山、加藤千陰墓
(回向院掲示より)
明暦の大火:1657年3月2日より3月4日、死者数は十万人とも言われ、江戸時代最大の火事、火元は本郷丸山の本妙寺で、施餓鬼の際に燃やした振袖が風にあおられて舞い上がり本妙寺に引火した為に振袖火事とも呼ばれる。その後別々の箇所からも火災が発生した為に放火が原因とも言われている。この結果多数の大名屋敷や寺社が移転され、両国橋、永代橋などの隅田川への架橋がなされて本所(両国)、深川(門前仲町)へ江戸の町が広がっていった。
首都直下地震は何時来るのか、@明暦の大火(回向院)、A関東大震災(東京都慰霊堂)、B東京大空襲(東京都慰霊堂)、C東京都の広域避難場所、
参考:町火消の誕生、伝法院通りの半鐘、回向院
両国橋へは回向院前を右折して進む。
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